同居しなくても関係は築ける!?別居婚のメリットとデメリット。

2019/04/05

結婚を機会に、同居を決めるカップルは多いでしょう。

ですが、実際には、別居しながら夫婦としての関係を築くことも可能です。法律上は、夫婦には同居の義務がありますが、夫婦ふたりが納得しているならば、法的な罪に問われる心配はありません。

今回は、別居婚のメリットとデメリットについて簡単に解説していきます。

別居か同居か、迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

別居婚のメリットとは?

まずは別居婚のメリットについてみていきましょう。

趣味や仕事など一人で打ち込める時間が作れる

別居婚の最大のメリットは、夫婦としての精神的安定を得ながらも、自由を手放す必要がないという点でしょう。

いくらお互い自由に過ごそうね、と決めている夫婦でも、同居したら相手の目が気になります。

趣味や仕事に全力投球したくても、家事や育児の分担、相手への気遣いなどで、難しい可能性があります。

別居なら、いくら夜更かしして趣味に没頭しても、仕事でクタクタになるまで働いて毎日お惣菜ばかり食べていても、誰に気兼ねする必要もないのです。


生活習慣での不満が少ない

これまで別々の環境で育ってきた人間が、同居するとなるともちろん諍いが生じます。

生活習慣の違い、便座のあげさげ、家事分担の不公平感、などで口論になることもあるでしょう。

別居であれば、細かな生活習慣の違いなどで喧嘩する必要がまったくないのです。


自分が好きな時に会いにいける

同居したら、いやでも相手の嫌なところが目につきはじめます。

そして、恋人だったふたりは夫婦になり、ときめきは失われていきます。

別居婚なら、新鮮な気持ちを保てるので、お互い思いやりを忘れることなく、ラブラブでいられる時期を伸ばすことができます。

好きなときに好きな人に会うことができ、それ以外の時間はひとりで過ごす、という自由が享受できるのは、別居婚ならではなのです。


どちらかのキャリアを犠牲にする必要がない

銀行員や、大手メーカーなど、全国転勤が余儀なくされている職種はたくさんあります。

転勤が多い仕事の場合、どちらか(たいていは妻側)が仕事を休んだり、やめたりして、ついていく必要が生じてしまいます。

そうなると、キャリアは中断されてしまい、昇進や昇給は望めなくなってしまう可能性があります。

また、下手をすると、どちらかの転勤についていって、数年間仕事にブランクがあるために、自分の望む仕事にはもう二度と戻れなくなってしまう可能性があります。

そうなってしまって、さらに離婚することになってしまったら、自分のキャリアを犠牲にした側は、たちまち経済的に困窮してしまうことになりかねないのです。

相手のために自分のキャリアを中断したり、あきらめたりすることは、大きなリスクになります。

そういったリスクを別居婚なら負わずに済むのです。



別居婚のデメリットとは?

次に、別居婚のデメリットについてもみていきましょう。

1. 浮気が心配

別居婚は自由です。

ですが、自由がゆえに、相手がどういった日常生活をおくっているのかは不透明です。

浮気もし放題ですから、信頼関係がないと、別居婚を維持するのは難しいでしょう。

2. 家事や育児で協力しないと不便な場合もある

家事の分担ができない、というのは、家庭によっては不便だと感じる場合もあるでしょう。

また、子供が生まれた場合は、ワンオペ育児になってしまう可能性が大きい、というデメリットがありますので、妊娠するまでは別居婚で、子育ては同居して行う、などのフレキシブルさが必要となってくるでしょう。

3. 生活費の負担が大きい

ふたりで住むと生活費が割安になります。

個人で生活していると、家計のための節約というものができにくく、ふたりで貯金することが難しくなるケースもあります。

4. 子供が寂しい思いをしてしまう可能性がある

子供が生まれても別居婚を選ぶ、という場合は、子供がどちらかの親に会えずに寂しい思いをする、という可能性もあります。

ですが、実際に会っている時間と愛情が比例するわけではありませんから、別居を選択する場合には、子供に「一緒には生活していないけど、愛している」ということを十分に伝えることで、子供に寂しい思いをさせないようにする、ということは努力次第で可能でしょう。

同居婚と別居婚、結局どっちがいいの?

今回は、別居婚のメリット・デメリットについて解説してきました。

上記をふまえて、別居婚と同居婚、どちらがいいと思われたでしょうか? 万人に普遍の答えはありません。

夫婦のスタイルは千差万別ですから、自分たちが大切にしたいものはなにか、をじっくりとふたりで話し合って、最適なスタイルを探していく必要があるでしょう

最初は別居で、のちのち同居、またはその逆など、フレキシブルに対応することも検討してみましょう。


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