浮気相手に浮気調査の費用を請求したい!任意なら請求が可能!
2018/04/24
- 「夫が浮気をしているみたいだから探偵事務所に調査を依頼したい」
- 「妻の浮気を探偵を使って調べたいけれど、調査費用を自分が払うのは納得がいかない」
浮気の証拠をつきとめるために、探偵に調査を依頼した場合、その調査費用を浮気相手に請求することはできるのでしょうか?今回は、浮気相手に浮気調査費用を損害賠償として請求できるか否かについて解説していきます。
浮気の損害賠償とは?
損害賠償とは、違法な行為により損害を受けた人、または将来受けとるはずだった利益を失った人に対し、その原因を作った人が損害の埋め合わせを金銭を支払うことで行うことです。
肉体関係を伴う浮気をした場合、それが原因で婚姻関係が破綻したり、夫婦の関係が悪化したりすることが想定されます。そういった損害を賠償するために、浮気相手、および浮気した配偶者に慰謝料を請求することができるようになっています。
浮気の慰謝料は、浮気がどれだけの影響を夫婦に与えたかによって異なってきますが、
だいたい50万~300万円ほどが相場だと言われています。
浮気が発覚したけれども離婚しない場合は、50万~100万ほどになり、
別居で100万~200万、離婚することになった場合は、200万~300万ほどが一般的です。
浮気相手が妊娠していた、など、浮気による精神的ダメージを増大させる要因があった場合には、
慰謝料は高額になりがちです。 浮気の損害賠償というと、慰謝料が一番知られています。
では、探偵事務所に調査を依頼した場合の費用は、損害賠償として認められるのでしょうか?
ですが、全額支払ってもらえるかというと必ずしもそうとはいいきれません。
「探偵事務所に浮気調査を依頼したから費用を損害賠償として支払ってほしい」と
浮気相手に依頼し、浮気相手が納得した場合には、そのまま支払ってもらえる可能性もあります。
浮気相手が拒否した場合には、調停や裁判などで争う必要がでてきます。
第一におさえておきたいことは、「浮気調査の費用の請求は任意で行うことができる」ということです。
いくら支払ってもらえるかは請求時点では分かりませんが、請求する権利はあります。
これまでに
①約17万円の浮気調査費用を請求し、全額支払いを命じた事例
②約150万円の浮気調査費用を請求し、うち100万円の支払いを命じた事例
③315万円の浮気調査費用を請求し、まったく認められなかった事例
があります。 つまり、ケースバイケースで全額認められる場合や、一部支払いが認められる場合、
まったく認められない場合があるということです。この違いはなんなのでしょうか?
浮気調査費用が損害賠償として認められるか否かのポイントは、
「その浮気調査が、浮気を立証するために必ず必要なものだったか否か」です。
たとえば、「どうやら浮気をしているらしいけれど、どこの誰かもわからない」という状況で、
浮気の証拠をつかむために探偵に依頼した場合は、損害賠償として認められやすいといえます。
一方で、調査をするまえにすでに夫か妻が浮気を認めている状況では、
探偵に浮気調査を依頼する合理的理由がないとして、損害賠償として認められにくいといえます。
前述の判例でも明らかなように、浮気調査の費用にはかなり幅があります。
というのは、探偵の料金は一律ではきまっておらず、探偵事務所によって異なり、
また調査の難易度によって料金が変わってくるからです。
探偵事務所によって料金の設定方法は異なりますが、一番メジャーな料金体系は、
調査員の人数×調査にかかった時間×調査にかかった日数+諸経費です。
たとえば、一時間5000円で稼働できる調査員が2名で一日5時間、一週間稼働した場合を
考えてみましょう。その場合、5000円×2名×5時間×7日+諸経費となり、35万円以上となります。
探偵によっては一時間の料金が1万円以上する場合もありますし、長距離を移動する場合は交通費やホテル代なども加算されますので、決して安い金額とは言えないのが現状です。
浮気調査の費用は自腹になる可能性もあるということを認識したうえで、探偵に依頼しましょう。
肉体関係を伴う浮気をした場合、それが原因で婚姻関係が破綻したり、夫婦の関係が悪化したりすることが想定されます。そういった損害を賠償するために、浮気相手、および浮気した配偶者に慰謝料を請求することができるようになっています。
浮気の慰謝料は、浮気がどれだけの影響を夫婦に与えたかによって異なってきますが、
だいたい50万~300万円ほどが相場だと言われています。
浮気が発覚したけれども離婚しない場合は、50万~100万ほどになり、
別居で100万~200万、離婚することになった場合は、200万~300万ほどが一般的です。
浮気相手が妊娠していた、など、浮気による精神的ダメージを増大させる要因があった場合には、
慰謝料は高額になりがちです。 浮気の損害賠償というと、慰謝料が一番知られています。
では、探偵事務所に調査を依頼した場合の費用は、損害賠償として認められるのでしょうか?
任意なら請求は可能
結論から申し上げると、探偵事務所に依頼した浮気調査費用は、損害賠償として請求することが可能です。ですが、全額支払ってもらえるかというと必ずしもそうとはいいきれません。
「探偵事務所に浮気調査を依頼したから費用を損害賠償として支払ってほしい」と
浮気相手に依頼し、浮気相手が納得した場合には、そのまま支払ってもらえる可能性もあります。
浮気相手が拒否した場合には、調停や裁判などで争う必要がでてきます。
第一におさえておきたいことは、「浮気調査の費用の請求は任意で行うことができる」ということです。
いくら支払ってもらえるかは請求時点では分かりませんが、請求する権利はあります。
損害賠償は、いくら払ってもらえる?
次に、過去の判例をもとに、浮気調査にかかった費用をいくら請求できるかをみていきましょう。これまでに
①約17万円の浮気調査費用を請求し、全額支払いを命じた事例
②約150万円の浮気調査費用を請求し、うち100万円の支払いを命じた事例
③315万円の浮気調査費用を請求し、まったく認められなかった事例
があります。 つまり、ケースバイケースで全額認められる場合や、一部支払いが認められる場合、
まったく認められない場合があるということです。この違いはなんなのでしょうか?
浮気調査費用が損害賠償として認められるか否かのポイントは、
「その浮気調査が、浮気を立証するために必ず必要なものだったか否か」です。
たとえば、「どうやら浮気をしているらしいけれど、どこの誰かもわからない」という状況で、
浮気の証拠をつかむために探偵に依頼した場合は、損害賠償として認められやすいといえます。
一方で、調査をするまえにすでに夫か妻が浮気を認めている状況では、
探偵に浮気調査を依頼する合理的理由がないとして、損害賠償として認められにくいといえます。
探偵に浮気調査の費用を依頼したらいくらかかる?
ところで、探偵に浮気調査の費用を依頼したらいくらぐらいかかるものなのでしょうか?前述の判例でも明らかなように、浮気調査の費用にはかなり幅があります。
というのは、探偵の料金は一律ではきまっておらず、探偵事務所によって異なり、
また調査の難易度によって料金が変わってくるからです。
探偵事務所によって料金の設定方法は異なりますが、一番メジャーな料金体系は、
調査員の人数×調査にかかった時間×調査にかかった日数+諸経費です。
たとえば、一時間5000円で稼働できる調査員が2名で一日5時間、一週間稼働した場合を
考えてみましょう。その場合、5000円×2名×5時間×7日+諸経費となり、35万円以上となります。
探偵によっては一時間の料金が1万円以上する場合もありますし、長距離を移動する場合は交通費やホテル代なども加算されますので、決して安い金額とは言えないのが現状です。
浮気をしたツケをすべて払ってもらいたい!
今回は、浮気調査の費用を損害賠償として浮気相手に請求することが可能か否かについて解説してきました。損害賠償として請求することは可能ですが、場合によっては認められない場合もあります。浮気調査の費用は自腹になる可能性もあるということを認識したうえで、探偵に依頼しましょう。
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