浮気調査のため車にGPSを取り付けるのは違法なのか?
更新日付 2020/10/05




浮気調査にGPSを使用するという方法がありますが、これは違法にならないのか、気になる方も多いかと思います。

結論から言うと、GPSを使って浮気調査をすること自体は、基本的には違法ではありません。
しかし、法律をしっかりと認識しておかなければ、一歩間違えると犯罪行為となり得るのでとても注意が必要です。

GPSを使用した調査には、「スマホアプリを使ったGPS調査」と「車両に取り付けるGPS調査」がありますが、それぞれ犯罪となり得る状況を解説していきます。


◆ スマホアプリを使ったGPS調査

スマホアプリの中には、遠隔操作で相手の現在地がわかるアプリがあります。

このようなアプリはほとんどが無料で利用できますし、使い方も簡単なので、浮気調査に使おうと考える方は多いです。
ですが、このようなGPSアプリを、他人のスマートフォンなどに許可なく勝手にインストールすることは、プライバシーの侵害や不正アクセス禁止法違反に該当し、違法行為となります。

たとえ配偶者であっても、自分のアカウント以外に無断でログインしたり、アプリのインストールなどをすることは、法律的には違法行為と見なされます。


ただし、お互いが同意の元、既にGPSアプリを利用している場合は、それを浮気調査に利用することは可能です。


◆ 車両に取り付けるGPS調査

浮気調査でよく行われるのが、車両にGPSを取り付ける方法です。

車両にGPSを取り付けて浮気調査を行う事の全てが違法となるわけではありませんが、
やり方に注意しないと、以下のような犯罪・違法行為を犯してしまう可能性があります。

  1. 住居不法侵入
  2. 軽犯罪法
  3. プライバシーの侵害(損害賠償請求)
  4. 迷惑防止条例違反(つきまとい行為に該当)

GPSを取り付けるために他人の家の敷地に無断で入れば、住居侵入罪になります。
また、GPSを取り付ける際に、他人の車両の一部を傷つけたり壊してしまった場合は、器物損壊罪になります。

その他にも、GPSによる追跡が「つきまとい行為」とみなされ、迷惑防止条例やストーカー規制法に引っかかる可能性もあります。

違法行為とならないためには、どのような行動が合法となり、または違法となるかを、しっかり理解しておかなければいけません。

『GPS調査が合法な場合』
1.同居している配偶者の車両にGPSを付ける

一緒に暮らしている配偶者の車は、基本的に夫婦の共有財産と見なされます。
名義上は配偶者の所有になっていたとしても、実質的には夫婦ふたりで使用している車であれば、GPSを仕掛けても、特に違法行為には該当しないケースがほとんどです。

ただし、もしGPSを仕掛けたことがバレた場合は、当然ながら夫婦の信頼関係には亀裂が生じてしまうでしょう。
場合によっては、配偶者からプライバシーの侵害を追求される可能性もあります。


ですが、もしプライバシーの侵害を理由に法廷で争うなどの事態になったとしても、浮気調査のためという理由であれば違法性はそれほど高くならないでしょう。

『GPS調査が違法な場合』
1.恋人又は気になる異性の車両にGPSを付ける

婚姻関係を結んでいなければ、恋人であろうが顔見知り程度であろうが関係なく、法律的には同じ他人です。 他人の敷地に無断で入って車両にGPSを取り付ける行為は、住居侵入罪というれっきとした犯罪になります。

また、自分の家の敷地内に恋人が車を駐めた際に、こっそりGPSを仕掛けるというのも、違法行為となります。
基本的に、他人の持ち物や家などに、勝手にGPSを取り付けることはNGなのです。
プライバシーの侵害として損害賠償請求の対象にもなりますし、付きまとい行為としてストーカー規制法や迷惑防止条例違反となる場合もあります。


2.夫、又は妻が使用している会社の車両にGPSをつける

夫や妻が普段から使っている車でも、それが会社の車である場合は、勝手にGPSを取り付けたら違法行為になります。 会社の車ということは、他人の車だからです。


また、会社の車にGPSを取り付けた場合、仕事上の重要な情報を取得してしまう可能性もあります。
万が一その情報が漏洩して、会社に損害が生じた場合は、多額の賠償金を支払わなければならなくなる事もあります。

実質的にはプライベートでも使っている車であっても、会社名義の場合は、GPSを取り付けてはいけません。


3.別居している配偶者の車両にGPSを取り付ける

別居していても婚姻関係は結ばれていますので、車両は夫婦の共有財産と見なされます。

しかし、同居している夫婦とは違って、別居している場合は配偶者の車を共有して使うことはほとんどないでしょう。
そのため、財産としての意味合いは別にして、実質的には配偶者個人の所有物とみなされる場合が多いです。

個人の車という、プライベートなものにGPSを取り付けるのは、違法性のある行為と言えます。
こちらも、プライバシーの侵害や、つきまとい行為とみなされ迷惑防止条例違反となる可能性があります。
これは夫婦の話し合い次第なのでグレーゾーンとなりますが、相手が訴えてくる可能性があることも十分あるので注意しなければいけません。


◆ GPS調査が違法になることもある

車にGPSを仕掛けることで、浮気している人の行き先を調べることができます。
そのGPS情報を元に、浮気の証拠を手に入れるチャンスがあるかもしれません。

ですが、位置情報を知ることができたとしても、必ずしも浮気の証拠が手に入るとは限りません。
あくまで、浮気の現場を予測したり、相手の行動を把握するなど、証拠獲得のためのヒントを得る手段のひとつに過ぎません。

また、GPS調査を行ったことがバレてしまったら、犯罪行為として訴えられる危険もあります。
そのため、GPSを使った浮気調査は、犯罪行為とならない方法で、慎重に行わなければありません。

犯罪や明確な違法行為には該当しない場合でも、違法性を指摘される可能性は十分あるということを、覚えておく必要があります。

GPSを使った浮気調査をしようと考えている方は、ここで紹介した内容をよく理解した上で、無理のない範囲で調査するようにしてください。



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