近年10万円以上する高額のロードバイクを狙った自転車の盗難が多発していますが、この防犯対策として注目されているのが自転車用GPSです。
自転車用としてより小型薄型に設計されたGPSなので、犯人に気付かれることなく自転車がある現在位置を特定することができます。
鍵のついた自転車をそのままトラックに積み込む大胆な手口や、鍵で柱にくくりつけて分解して盗まれる被害もあるので従来の鍵だけの防犯対策では決して十分とは言えず、より高い防犯性が求められています。
まず、自転車につけるGPSを選ぶ基準には、次のようなものが挙げられます。
自転車につけるGPSは、それに応じたサイズでなければなりません。
設置場所を考えると、基本的には小型のものにせざるを得ないでしょう。
GPSはその機能上、携帯電話と同じ回線を使用することが多いため、月額料金がかかるものがほとんどです。
また、端末購入費用ももちろん必要になるため、ご自身の予算に合ったものを選ぶと良いでしょう。
1年間まとめて支払えば安くなる、といったサービスをしている場合もありますので、それも含めて検討してみてください。
また、月額料金の支払いを避けるのであれば、携帯電話のGPSとBluetoothを併用して位置を特定する製品もあります。
ただしこの場合、ご利用予定の地域も重要になります。後述の該当製品において詳しく解説します。
自転車用のGPSは、その使用環境が外になるため、防水、防塵機能を備えていることが望ましいです。
GPS選びの際は優先的に確認することをおすすめします。
GPSの端末には、振動を感知して警告音を発する機能、GPSだけではなく近隣のWiFi、3G回線を位置特定の補助に使う機能などが備わっているものもあります。
付加機能としてどんなものが欲しいか、という観点でも、端末を選ぶと良いでしょう。
スポーツ自転車の盗難対策に特化したツールです。
振動を検知するアラーム機能なども付いており、イタズラ防止にも安心です。
設定によりわずかな振動でも警告アラームが鳴るようなので、好みの設定にしてください。
それでも盗難に遭ってしまったという場合でも、専用アプリから高精度のGPSで追跡できます。
この専用アプリが多機能で、GPSの位置捜索の他にSNSで情報拡散などもできます。
愛車のメンテナンス日記も付けられます。
電池容量についても、節電出来るモードがあるので一度の充電で1か月はもつそうです。
サービス提供エリアの確認は必須ですが、サイクリストのなかで今最も話題の盗難対策です。
希望小売価格は8,900円で、別途通信利用料として月額390円(年額3,900円)必要になります。
AIを活用した、主に子供や高齢者を見守るために用いられるGPSです。
このGPS BoTの素晴らしいところは、居場所の検知力の高さです。
GPSのほかに、携帯基地局の電波やWi-Fiもキャッチして居場所を特定するので、屋内や地下などに行ってしまっても十分に対応できます。生活防水も備えているので安心です。
端末価格は4,800円で月額は480円です。2年縛りなどの制約がないため使いやすいのも特徴です。
アラーム機能などはないため、あくまで転ばぬ先の杖という形で専用の保護ケースにいれ目立たないように車体につけておきましょう。大きさは5cm角の正方形なので特に難しくはありません。
普段は必要なご家族に持ってもらって、見守りツールとして使用し、自転車を使うときには盗難のための見守りツールとして持ち出すと良いでしょう。
西日本の子どもみまもりサービスjaico(ジャイコ):生活・くらし:JR西日本
GPS以外にも、探し物発見機能としてスマホアプリで操作して遠隔でTrackRデバイスを鳴らすこともできます。
またデバイスと一定距離以上離れるとアラートが鳴って置き忘れ防止の警告もしてくれます。
自転車のサドルの裏に設置すれば盗難対策になりますが、Bluetoothを使用しているのでデバイスから30m以上離れると反応が途切れてしまうという難点があります。
これをおぎなう為に他のTrackRユーザーが盗まれた自転車の近くを通るとそのユーザー経由で盗まれた自転車の場所を教えてくれるという擬似GPS機能が備わっていますが、TrackRデバイスを持った人が多い都心でしか力を発揮できないかもしれません。
Find more. Search less. | TrackR
直径34mm、厚さ12mm、重さ28gのコンパクトボディ。
子供の防犯機能も備わっていてPingのボタンを1回押せばスマホに現在地が通知がされ、
2回連続で押すとSOS信号が発信されます。
本体価格は130ドル で、SIMカードを使用しているため2年目からは通信料として年間46ドル発生します。