盗聴アプリの脅威!スマホが盗聴される危険なアプリの発見方法
更新日付 2023/08/02
スマホが発達する以前は、盗聴といえば、盗聴器を使って行われるものでした。
ですが今は、スマホで簡単に盗聴ができる時代です。
自分のスマホに、気が付かないうちに盗聴アプリがダウンロードされてしまっている場合、あなたのプライバシーは筒抜けになります。
今回は、盗聴アプリとは何か、に加えて盗聴アプリがインストールされているかの確認方法・対処方法をご説明します。
ご自身のプライバシーを守るために、ぜひチェックしてみてください。
盗聴アプリとは
盗聴アプリとは、文字通り、会話や音を盗聴することができるアプリです。
ここではいくつか盗聴ができるアプリをご紹介します。
@. Cerberus(ケルベロス)
ケルベロスの恐ろしいところは、遠隔でアプリを起動させることができ、音声の盗聴のみならず、カメラを起動させての撮影、現在どこにいるのかの位置情報、通話履歴の閲覧もできる機能がついているということです。
アイコンを非表示にすることもできるので、インストールされていることに気付きにくい特徴があります。
ケルベロスはAndroidのみに使用できる盗聴アプリで、iPhoneにはインストールできません。
A. mSpy(エムスパイ)
エムスパイもケルベロスと同様、録音が可能であり、GPS追跡で位置情報の確認もできます。
エムスパイはAndroid、iPhoneどちらにもインストールすることができます。
ただしその際、機能をフルに使うのであれば、iPhoneなら「ジェイルブレイク(脱獄)化」、Androidなら「ルート化」という手順が必要になることもあります。もし勝手にインストールされていたら、セキュリティ面で心配な点が増えてしまうのです。
エムスパイもまたアイコン非表示が可能なので、知らないうちにインストールされて、知らないうちにアンインストールされていた、という可能性もあるわけです。
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盗聴アプリのインストールを疑うべきポイントは?
盗聴アプリは知らない間にインストールされているものです。
アイコンを非表示にできるアプリばかりなので、なかなか盗聴されていることに気付くことができないのが特徴ですが、アプリがダウンロードされていることを疑うべきポイントがあります。
- データ通信料が突然増えた
- バッテリーの充電がすぐに減る
- 個人情報が筒抜けになっている
- スマホの動作が遅くなった
- 身に覚えのないアプリがインストールされている
- 頻繁にフリーズするようになった
などです。
アプリを起動すると、どれだけ表面上の変化が見えなくても、データ通信料やバッテリーの充電に影響が出るものです。
普段どおりの使いかたしかしていないのに、バッテリーの減りが異様に早いなどの変化があれば、盗聴アプリの存在を疑ってみたほうがいいかもしれません。
盗聴アプリがインストールされてないか確認する方法
上記でご紹介した通り、盗聴アプリは、盗聴だけではなく、撮影や、位置情報の把握などの機能がついていることが多々あります。
これらのアプリをインストールされてしまったら、個人情報が外部に漏れてしまう可能性が高いので、インストールされていないか、確認しておきましょう。
これらの確認方法は簡単です。
メニューの「設定」から登録されているアプリをすべて見ることができるので、そこから登録アプリをくまなくチェックしましょう。
ここで注意していただきたいのは、
「ホーム画面にあるアプリをただ見るだけではなく、きちんと設定から確認する」ということです。
なぜなら、多くの盗聴アプリはアイコンをホーム画面から隠すなどという機能が備わっており、一見すると盗聴アプリがインストールされていることに気が付かないケースが多いからです。
しかし、設定に盗聴アプリが表示されていないからといって安心してはいけません。なぜなら、「存在している盗聴アプリの全てが設定画面で確認できる」とは言い切れないからです。
別のアプリに偽装されていたり、そもそもアプリを非表示にされていたりすると、設定画面からでも盗聴アプリの存在が確認ができない場合があります。
そのため、スマホに異常があるのに設定画面からも盗聴アプリを確認できなかった、という場合には、専門のセキュリティソフトを用いて調査をするなど、より専門的な対策が推奨されます。
盗聴アプリがインストールされていた場合の対処法
確認して、実際に盗聴アプリが入っていた場合、どのような対処を行えば良いでしょうか?
それは
- 警察へ相談する
- 盗聴アプリに対応した盗聴器発見業者に相談する
- アンインストール・再発の防止
の3つです。
盗聴アプリが見つかったとしても、適切に対応することで更なる個人情報の漏洩を防ぎ、プライバシーを守ることができます。ここからは、具体的な対処法を見ていきましょう。
@. 警察への相談を検討
盗聴アプリを勝手にインストールされているのを見つけた場合は、まず警察に相談しましょう。
次項で詳しく解説しますが、他人のスマホを無断でいじり、情報を取得・悪用することは犯罪にあたります。実際に、知人女性のスマホに無断でケルベロスをインストールし、位置情報を取得していた男性が逮捕される事件がありました。
また、ストーカー被害である可能性もあります。
ストーカーは立派な犯罪です。警察に相談することで必要に応じた捜査や助言などを行ってくれるはずです。
A. スマホの盗聴アプリに対応した盗聴器発見業者に相談
盗聴アプリを発見した場合、プロの盗聴器発見業者に相談するという手もあります。
アプリ自体を見つける必要はすでにないものの、そのアプリがどのような経路で入れ込まれたのかなど、犯人の手がかりを知ることができるでしょう。業者に頼めば、確実に盗聴アプリを除去してもらうこともできます。
ただし、盗聴器発見業者が必ずスマホの盗聴アプリに対応しているわけではないので、しっかり確認して業者を選んでください。
下記サイトの業者は電話一本で、盗聴リスクの判定ができます。
無料ですので相談してみても良いでしょう。
盗聴アプリの発見、遠隔操作対策のスマホ盗聴の発見PRO
B. アンインストール・再発の防止
盗聴アプリをアンインストールしたからといって、安心してしまってはいけません。こういったことを二度と繰り返さないよう、対策をとる必要があります。
勝手に盗聴アプリをインストールされていた、ということは、スマホ内の情報をすべて抜き取られている場合などが考えられ、自分でダウンロードしたアプリの暗証番号なども知られてしまっている可能性があります。一番いいのは、スマホを解約して別のスマホに乗り換えることでしょう。
スマホを買い替えたくない事情がある場合は、スマホの初期化を行いましょう。
そして、今まで使っていたパスワードは全て変更しましょう。
さらに、スマホ自体には、厳重にロックをかけるようにしておきましょう。パスワードを設定するときは、誕生日など、推測される可能性があるものは避けましょう。
盗聴アプリを彼氏・彼女のスマホに入れるとどうなる?
ここまで読んでいただいて気が付いた方も多いと思いますが、
盗聴アプリは、彼氏・彼女の行動を把握することができるアプリにもなります。
ラブラブなカップルがお互いに了承のうえでインストールするのならいいのですが、一方の許可なく、ダウンロードしてしまった場合はどうなるでしょうか?
本人の許可なく、本人がほぼ肌身離さず持つであろうスマホを勝手にいじり、GPS機能付きアプリや盗聴機能付きアプリをインストールすることは、「プライバシーの侵害」や「不正指令電磁的記録供用罪」、「不正アクセス禁止法違反」等の罪に抵触する可能性があります。
また、無断でGPSを仕掛け、位置情報を取得することは、「ストーカー規制法」にも違反します。
インストールされた相手があなたを訴え、被害届を提出した場合、民事・刑事罰に問われる可能性が十分にあることを認識しておきましょう。
盗聴アプリを使った盗聴を防ぐには
盗聴アプリをインストールされてしまったら、会話や交友関係を盗み見られるだけではなく、行動範囲もバレてしまいます。
プライバシーの侵害をさせないためにも、「スマホにパスワード設定をしておく」「パスワードは予測できないものにしておく」「不信なメールは開かない(スパムメールの可能性があるため)」など、情報が漏えいしないように気を配っておきましょう。
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