ストーカー、という言葉はここ20年ほどで一気に知名度が高まりました。

これまでは、「ただの恋人同士のちょっとしたゴタゴタでしょ」と相手にされていなかった被害が、重大な犯罪であると社会的に認められるようになりました。

今はもう、ストーカー被害は珍しいことではありません。

ストーカー被害の恐ろしい点は、「誰でも被害者になってしまう可能性がある」という点です。元恋人から理不尽に恨まれることもあれば、喋ったこともない人に後をつけられる可能性もあります。

ストーカー被害にあってしまう可能性は誰にでもありますから、身を守るための基礎知識はつけておくべきでしょう。

ストーカー対策に使えるグッズとは？

今回は、ストーカー対策に使える便利グッズを７つご紹介していきます。

１.　警備会社への通報サービス

ストーカーされていることが明確で、どうにかして身を守りたい、と考えた場合、まずは警察に被害届を出しましょう。

被害届を出す際に、ストーカーされているという証拠を持っていくとより動いてもらいやすくなります。

ですが、まだ被害がない場合には、警察が動きづらい、という場合もあります。

なんとなくストーカーされているようだ、でも警察は動いてくれない、という場合、まずは自分で自衛する必要があります。そんな時に使えるのが、警備会社が行っている通報サービスです。

警備会社では、ストーカー被害にあっている女性向けに、２４時間の見守りサービスや、いざというときにすぐにガードマンがかけつけるサービスを実施しています。
被害が加速する可能性がある場合は、通報サービスを利用してみるというもの一案です。

２.　防犯ブザー

手軽に利用できる防犯グッズに、防犯ブザーがあります。

防犯ブザーとは、ボタンを押したり、紐を引き抜くことで、、大きな音を出し、周囲に異変を知らせることができるブザーです。

このブザーがあれば、ストーカーに襲われそうになったときにすぐに周囲に助けを求めることが可能になります。

ボタン式の防犯ブザーはブザーから手を話したら音が鳴り止んでしまいますので、紐を引っこ抜くタイプの防犯ブザーの方が安心でしょう。
紐を引き抜くタイプの防犯ブザーであれば、紐を抜いて遠くに投げてしまえば、永遠にブザーがなり続けることになります。

ストーカーは、対象者の日常を逐一知ろうとしてきます。

後をつけられたりすることも多いのですが、悪質なストーカーはもう一歩踏み込みます。たとえば、家に侵入して盗聴器をしかける、ということをするストーカーもいます。「家に人が入れるわけない」と思っていても、たとえば、もらったプレゼントのなかなどに仕込まれている可能性もあるのです。

盗聴器が仕掛けられているかもしれない、という不安がある場合は、市販の盗聴器発見器を使って調べてみましょう。自分で調べても安心できない場合は興信所や探偵事務所に発見を依頼しましょう。

自宅に侵入してこようとするストーカーもいます。自宅周辺をうろついている証拠が手に入れば、警察が動いてくれることも考えられますから、カメラで家周辺を撮影しましょう。

ウェブカメラや防犯カメラを家の外にとりつけましょう。また、家に近づいたらライトがつくようにしておく、などもストーカーをびくつかせて思いとどまらせる効果が期待できます。

カメラを設置するほどのお金も手間もかけられない、という場合は、カメラ機能を有していないカメラ（ダミーカメラ）を設置しておくだけでも◯です。

自分の姿が撮影され記録されているかもしれないと思えば、ストーカーはあなたの家に近づき辛くなります。

催涙スプレーを持ち歩いておきましょう。

催涙スプレーを持っていれば、ストーカーに襲われそうになったときに吹きかけて撃退することが可能にあります。

催涙スプレーはネットなどで購入することができます。ただし、まったくストーカーする気がない人に、催涙スプレーをするのはNGです。

過剰防衛で逆に訴えられてしまう危険性があります。

ストーカーはあなたの情報をどうにかして得ようと狙ってきます。

そのため、郵便受けを漁ったりする人も多いのです。郵便受けを荒らされる可能性がある場合は、鍵付きの郵便受けに変えておきましょう。

一人で悩まず、まずは警察と親しい人を頼ろう！

今回は、ストーカー対策に使える便利グッズを７つご紹介しました。ストーカーに悩まされているなら、一人で悩まずに信頼できる人と警察に相談しましょう。そして、自分の身を守るためにできる対策はすべてほどこしておきましょう。