GPSを使えば、浮気をしているパートナーの行先を調べることができ、浮気相手と会っていると思われる場所で待ち伏せをすることもできます。
そのため、浮気の証拠が取れる可能性が高くなります。
浮気調査をするときGPSを使って調査をしたいと思う人も多いはずです。
しかし、GPSが使える浮気調査とGPSを使うのが難しい浮気調査があることはご存知でしょうか。
GPSが使える浮気調査
調査対象者が、夫婦で所有する車やバイクなどの乗り物を使って移動を行う場合、
GPSを使った浮気調査が可能です。
(調査対象者と依頼者が婚姻関係である場合に限る。)
GPSを使うのが難しい浮気調査
調査対象者の移動が徒歩の場合、対象の持ち物にGPSを紛れ込ませる必要があり、
GPSが発覚する危険がある。
基本的に、浮気調査でGPSが使えるのは、調査対象者が車やバイクなどを所有していて、それらを移動手段として使う場合です。
ただし、恋人同士など、対象者と依頼者に婚姻関係がない場合は、他人のバイクや車にGPSを仕掛ける事になってしまい、プライバシーの侵害になってしまうので、GPSを使った浮気調査はできません。
浮気調査でGPSを使いたいと思っている人の多くは、調査対象者の現在地をリアルタイムで知りたいと思うでしょう。
ですが、ここで注意することがあります。
◆ 浮気調査に使うGPSには2つ種類がある
GPSを使えば、立ち所に相手の居場所を知ることが出来ると思っている人がいますが、
これは少し間違いです。
GPSには「ロガータイプ」と「リアルタイムタイプ」という、2つの種類があります。
このGPSの種類を知らずに浮気調査をして、失敗する人もいるとか...。
2つのGPSのタイプについて、簡単に紹介します。
・ロガータイプ
GPS機器が人工衛星からの位置情報受信して、位置を「記録」します。
記録した過去の対象の位置情報を確認できます。
・リアルタイムタイプ
GPS機器と人工衛星で相互に通信を行い、位置情報を「表示」します。
対象の現在地をリアルタイムで確認できます。
ロガータイプのGPSには、現在地を表示する機能がありません。
そのため、
GPSを取り付けた後、数日してからGPSを取り外し、ログ(記録)を抜き出す必要があります。
リアルタイムタイプは、カーナビなどに使われていたり、携帯電話アプリの現在位置情報やマップ機能で使われているものです。
浮気をしているパートナーの現在地をリアルタイムに知りたいという人は、間違ってもロガータイプのGPSで浮気調査をしないようにしてください。
◆ GPS端末の種類・機種について
GPSを使いたくても、どの種類・機種を購入すればいいのか迷うと思います。
そこで、GPSロガータイプとリアルタイムタイプの2種類で、どんな機種があるのか簡単にご紹介したいと思います。
GPSリアルタイムタイプ
- CloudGPS
車両に取り付けることが可能な、強力磁石内蔵タイプ。
防水防塵設計なので、特別な取り付け用具がいりません。
1分間隔で発信で現在地を発信してくれますが、最長1ヶ月もつ大容量充電。
専用の確認端末によって、メール通知で位置の確認ができ、確認が簡単です。過去のデータも検索できるのが便利です。
CloudGPSの詳細はコチラ
- 番犬ドンデPRO
こちらはGPS機能の他に、設定をするとリアルタイムでの振動異常検知通報装置が内蔵され、車の移動や異常を感知しメールでお知らせします。
他にも、設定したスケジュール通りに自動で測位してくれる機能があるので、忙しいときや忘れっぽい方にもおすすめ。
バッテリーの容量のアラートもお知らせされるので、肝心な時にバッテリー切れを起こすということもないでしょう。
番犬ドンデPROの詳細はコチラ
- スマートフォン(Android/iPhone)
スマートフォンの本体価格は10万円以上する物もありますが、格安スマホだと1万円前後で購入できます。
スマートフォン本体だけでは意味がなく、データ通信が可能なSIM、GPSアプリをスマホに事前にインストールしておく必要があります。
携帯キャリアによってはガラケーでも代用することが可能です。
- セキュリティ会社などが提供するGPS追跡サービス
セキュリティ会社が子供やお年寄りの居場所を追跡するためのサービスとしてGPS機器を販売提供しています。
GPS追跡サービスを利用するためには、そのセキュリティ会社と契約が必要です。
契約内容によって費用は変動します。
GPSロガータイプ
- i-gotU
種類も豊富でGPSロガーでは一般的によく見られる外観をしています。
価格は5,000円〜8,000円ほど、パソコンに専用ソフトをインストールして記録したデータを読み取ることが出来ます。
カバンや車のダッシュボードに隠して設置することもできる小型のタイプ。
i-gotUの詳細はこちら
- GT-730FL
USB型のGPSロガー。見た目はそのままUSBメモリーなので外観で怪しまれる可能性は低いです。
パソコンのUSBポートに差し込めばデータをすぐに
取り込むことができる。
価格は3,000円〜10,000円ほど、価格の違いは
保存できるデータ量に関係している。
USBメモリの形をしているが、バッテリーを内蔵している。
GT-730FLの詳細はこちら
- WillGPS
記憶型とリアルタイムの良いとこどりの発信追跡型ロガー。
通信費は月額固定料金で安心です。
今どこにいるのかを発信してくれて、移動の軌跡もわかりやすく把握できます。
海外出張が多い対象の追跡にもぴったりです。日本に戻ってからにはなりますが、位置情報を記録してくれるのでどんな行動をしていたか容易にわかります。
WillGPSの詳細はこちら
◆ 浮気調査にGPSを使う
ロガータイプとリアルタイムタイプの扱うデータは同じですが、使い方に違いがあります。
GPS発信機を浮気調査の対象に取り付け、その追跡データを解析します。
ただし、先程も紹介したように、
ロガータイプとリアルタイムタイプでは特徴が異なるため、それぞれのタイプに似合った使い方が必要です。
ロガータイプを使った浮気調査の流れ
ロガータイプのGPSを使った浮気調査では、GPSが記録した「ログ」を頼りに、対象の追跡を行います。
例えば、ここでご紹介した『i-gotU』を使ってログデータを読み込む場合、対象の車などから回収した『i-gotU』本体をパソコンにUSBで接続してログデータの解析を行います。
USB接続してデータの移動を行うため、データを解析するためには毎回、取り付けたGPS本体を回収する必要があります。
車体に取り付けたGPS
1.『GPS本体を車などに取り付ける』
↓
2.『GPSが位置情報を記録』
↓
3.『GPS本体を回収』
↓
4.『ログデータをパソコンに移動して解析』
↓
1から手順の繰り返し...
とこのように手順を繰り返し行うことになります。
リアルタイムタイプを使った浮気調査の流れ
リアルタイムタイプのGPSは、基本的にGPS本体のバッテリーが続く限り、取り付けた場所からGPS本体を取り外す必要がありません。
追跡用のGPS本体が記録するログを、パソコンやスマホから専用サイトを通してリアルタイムで確認できます。
- 『GPS本体を対象の車などに仕掛ける』
↓
- 『ログをパソコンやスマホから確認する』
↓
- 『仕掛けたGPS本体のバッテリーが切れたら回収』
↓
- 1から手順の繰り返し...
バッテリーの容量は、
大容量の外部バッテリーを用意すれば、長時間使用することもできます。
ログデータの有効な使い方
GPSを使って集めたログデータは、浮気の証拠取得に使われます。
GPSのログデータは、
「2000年01月01日00時00分00秒 位置情報」のように、細かいデータで記録されています。
しかし、このデータを見ただけでは、いったい何処に対象が居たのかわかりません。
ロガータイプ、リアルタイムタイプのそれぞれに、ログ情報を視覚的に表示する機能があるので、ログ情報を書き込んだマップ情報を元に、対象がどこへ向かったのか突き止めます。
ログから対象の居場所を突き止めたら、最適な張り込み場所を見つけ、後は浮気の証拠写真を撮影するだけです。
ロガータイプを使った場合、張り込み場所の選定にログ情報が役立ちますが、リアルタイムタイプを使った場合、対象の現在地を確認しながら尾行も可能ですので、尾行中に対象を見失っても、GPSの情報から尾行を再開することが可能です。
浮気調査で使うGPSロガー選びで重要なのは小型?GPSでほしい機能
2タイプを比較した総評
GPSロガータイプは、低価格で操作も簡単ということで個人利用に向いています。
また、手の平に納まる小型の物が大半なので、浮気調査でも使いやすい。
一方で、GPSリアルタイムタイプは、ロガータイプと比べてコストが割高です。
スマートフォンを使った方法では、一見して簡単な方法に見えます。
実際には、スマホを個別に用意したり、データ通信用のSIMを契約する必要があったりと、
かなり手間がかかります。
このように、GPS端末とはいっても使い方や価格に違いがあります。
GPS端末をどのようにして浮気調査に役立てるのかを考えてから、どの種類のGPS端末を用意するか決めましょう。
GPS発信器をカバンに仕掛けるのはアリ?ナシ?
GPS発信器を取り付ける場所として、一番の候補は車ですが、調査対象者が車を持っていなかったら?
GPS発信器を車ではなく、調査対象者のカバンに取り付けようと考える人もいるはずです。
車以外の場所で、GPSを取り付ける場所としてカバンはおすすめできません。
その理由は、
「GPS発信器が発見される可能性が高い」からです。
調査対象者が仕事やプライベートに使っているカバンにはいろんな種類があります。
- トートバッグ
- ビジネスバッグ
- メッセンジャーバッグ
- リュックサック
- ボストンバッグ
など
カバンの種類によって厚みや大きさ、ポケットの数など違います。
そのため、使っているカバンによって、GPSの取り付け方は違いますし、GPSが取り付けていることがバレないように偽装を工夫する必要があります。
車にGPSを取り付けるよりも手間がかかり、上手く偽装が出来たとしても調査対象者の手の届く場所にGSPを仕掛けるので、発見される可能性が非常に高くなります。
リスクの大きさを考えれば、カバンにGPSを取り付けるのは絶対に避けるべきです。
GPS発信機を使う時に注意したい6つのポイント
GPSを購入したら、次はいよいよGPSを仕掛けます。
GPSを使うとき、いくつか注意することがあります。
- GPSは目立たない場所に仕掛ける
- GPSの取り付けは防犯装置に気をつけて行う
- GPSの取り外しが簡単な場所に仕掛ける
- GPSのバッテリーが何時間持つか確認しておく
- GPSの使い方を熟知しておく
- GPSが正常に動作するかテストしておく
GPSの取り付け場所として一番適している場所が車です。
車体の下にGPSを取り付ければ気づかれる可能性は低いですし、GPSを取り外す際も車のキーは必要ありません。
また、GPSを使っていてよくある失敗にバッテリー切れがあります。GPSのバッテリーが何時間持つのか、回収までにかかる時間などを計算して、必要なら予備バッテリーを準備するなどの対策が必要です。
最後に、
GPSの使い方を熟知しておく必要があります。
いざGPSを使ってみると操作方法がわからなかったり、正しくデータを読み込めなかったりすると、決定的な瞬間を逃してしまうかもしれません。
GPSの使い方をよく調べた上で、何度かテストをしておくといいでしょう。
浮気調査にGPSを使うとバレる?自分で浮気調査をやるリスク
浮気調査には、調査がバレるリスクが必ずあります。
調査のプロである探偵なら、リスクを最小限に浮気調査が出来ますが、自分一人で浮気調査をやった場合、浮気調査がバレるリスクは飛躍的に高くなります。
何故なら、一般の人は探偵が持つ浮気調査のノウハウを持っていません。
また、浮気の現場がわかると感情的になって、浮気現場へ突撃してしまう人もいます。
浮気調査がバレると起こる不利益
- 調査対象の警戒心が強くなる。
- 浮気の証拠が取れない。
- 逆に訴えられる。
- 夫婦関係が破綻する。
もしも、浮気をしていないのに、パートナーの持ち物にGPSを仕掛けたことがバレたら、パートナーとの関係が破綻するキッカケになる可能性もあります。
そのため、自分で浮気調査をやりたいと考えている人は、絶対に浮気調査がバレない方法を入念に調べ、バレた場合のリカバーまで考えてから浮気調査をやるようにしましょう。
◆ アプリで簡単に位置情報を突き止める
GPSの機器は、一般にも販売されていて、ネット通販でロガータイプ、リアルタイムタイプのどちらも
購入することができます。
しかし、これらのGPS機器を使うことなく、GPS機能を使った浮気調査をやることもできます。
スマートフォンの機能やアプリを使うことで、浮気をしているパートナーの現在位置情報を簡単に調べることができます。
iPhoneでは、iCloudというサービスがあり、iCloud上の「
iPhoneを探す」で
スマートフォンの位置を調べることができます。
GPS機器を購入して浮気調査に使うよりも、使い慣れているスマホをGPSの代わりとして使いたいという人もいると思いますが、これにもいくつか問題があります。
アプリを勝手にインストールすると犯罪になるかもしれない
調査対象者がGPS機能をOFFにしていたりすると、スマホのGPSによる追跡が不可能だったり、アプリを使って現在位置を知ろうとして、調査対象者のスマホに勝手にアプリをインストールしたことがバレてしまうと、逆に相手から訴えられる可能性があります。
GPS機能を有したアプリは沢山ありますが、それらのアプリを勝手にスマートフォンにインストールして位置情報を知る行為は犯罪になる可能性があるので、極力使わないほうがいいでしょう。
こうした事情から、GPSを使った浮気調査では、便利だからとアプリを使用するのではなく、GPS機器を用意して、ロガータイプとリアルタイムタイプで使い方に違いがあることを理解した上で、実際の浮気調査で運用する必要があります。