盗聴器発見調査では、盗聴器発見器という機材を使い、仕掛けられた盗聴器を探します。
盗聴器発見器には色んな種類があり、その中には素人でも使うことができる盗聴器発見器もあります。
盗聴器を見つけたいという人のなかには、この盗聴器発見器を購入して、自力で盗聴器を探す人もいます。
しかし、はじめて盗聴器発見調査をする人は、どの盗聴器発見器を購入すればいいのかわからないと思います。
そこで、はじめて盗聴器発見器を購入する人に、盗聴器発見器の選び方と、どの盗聴器発見器を購入したらいいのかランキング形式で解説したいと思います。
ランキングをご紹介する前に、盗聴器発見器の選び方について説明したいと思います。
盗聴器発見器を選ぶポイントとして、まず確認しておきたいのは価格です。
盗聴器発見器は種類も様々で、一般的に性能が高い物は高価です。
高性能な盗聴器発見器は数十万円もします。なかには100万円を超える機種も存在します。
しかし、個人でこれだけのお金をかけて高性能な盗聴器発見器を購入するメリットはあるでしょうか?
また、高性能な盗聴器発見器を購入して使いこなせるかも疑問です。
そのため、盗聴器発見器の購入予算は、1万円〜2万円が妥当で、個人利用なら数千円の安い機種でも十分です。
盗聴器発見器の性能はどのくらい必要なのかも注意するポイントです。
購入した盗聴器発見器を使っても盗聴器が見つけられなかったら、購入した意味がありません。
また、複雑な操作を必要とした場合では、まともに盗聴器発見器が使えない可能性もあります。
そこで、盗聴器発見器を選ぶポイントは2つ。
- 盗聴器発見器の価格
- 盗聴器発見器の性能
ということになります。
ランキングでは、この2つのポイントに注目して盗聴器発見器をランク付けしています。
VR-150は盗聴器発見器として人気の発見器です。
簡単な操作の盗聴器発見機能を標準で装備しているので、初心者でも扱い易い盗聴器発見器です。
価格は25,000円と若干高価ですが、中古なら10,000円台で購入することもできます。
メーカーでの生産が終了している機種ですが付属品のバッテリーやアダプターは別売りで購入することができるので、不足している付属品があれば買い揃えることも可能です。
VR-150は購入してすぐ盗聴器発見調査に使うことができます。
頑丈でもあるため、初心者の方におすすめします。
FC-S789は盗聴器発見器のなかでも、ハンディ広帯域受信機というジャンルに分類される盗聴器発見器です。
広帯域受信機は盗聴器発見器の中でも高性能な物が多く、受信できる帯域幅が広いことが特徴です。
また、FC-S789などの広帯域受信機はチャンネルを自分で変更することが出来るので、盗聴によく使われる周波数をFC-S789にメモリーして調査に使うことができます。
FC-S789の価格は、ネットショップなどで19,000円〜20,000円で購入できます。
価格は少し高めですが、操作性も悪くなく、個人で盗聴器発見器として使うなら十分な性能を備えています。
DJ-X8は、0.1MHz〜1299.995MHzの周波数帯を探知することができる盗聴器発見器です。
価格は29,800円とハンディタイプの盗聴器発見器としては少し高価な機種となります。
このDJ-X8にも盗聴器発見機能が搭載されており、盗聴器発見機能には「SILENT」と「SOUND」の2つのモードがあります。
「SILENT」は盗聴器から発信される音をDJ-X8のスピーカーから聞くことができ、ハウリングによって盗聴器が仕掛けられている場所を探ることができます。
「SOUND」では、DJ-X8から音を発信して、その音を拾った盗聴器が発信する電波を受信して盗聴器を見つけるモードです。
DJ-X8にはあらかじめ盗聴器に使われる周波数がインプットされているので、自分でダイアルを操作して盗聴器の周波数を入力する手間を必要としません。
DJ-X7は対応する周波数範囲が0.1〜1299.995MHzで、盗聴器によく使われる盗聴6波全てに対応しています。
盗聴には、盗聴でよく使われる周波数というのがあります。
この周波数はテレビのチャンネルのような物で、テレビでも地域によって映る局と映らない局があります。
盗聴も、盗聴電波を受信する機械の性能によって、受信できる盗聴電波と受信できない盗聴電波があります。
どれだけ盗聴電波を受信することができるのかを確かめるには、盗聴器発見器の対応周波数範囲を調べて、より広範囲の周波数範囲を持つ盗聴器発見器が高性能となります。
DJ-X7は、この周波数範囲が広く、価格も15,000円〜20,000円で購入することができるので、高性能で手頃な盗聴器発見器といえます。
SCH-70は盗聴器発見器としてだけでなく、盗撮発見器として使うことができる優れた機材です。
このSCH-70には、LED光を照射する機能があり、LED光を照射することで、隠しカメラのレンズに反射した光をファインダー越しに調べることができます。
盗聴器が仕掛けられている場所では、盗撮カメラが同時に見つかるケースがあります。
そのため、盗聴と盗撮のどちらにも対応しているこちらの盗聴器発見器は、発見器1台で簡易調査をしたいという人に向いている機材と言えます。
価格は18,000円と、機能性を考えれば非常に安いものとなっているのも、個人利用に適している理由です。
探吉くんは、盗聴器発見器のなかでも「感知器」に分類される盗聴器発見器です。
探吉くんのような感知器タイプの盗聴器発見器は、盗聴器が発信する電波を感知して、盗聴器が仕掛けられている疑いのある場所の特定に使います。
感知器とは別に広帯域受信機と呼ばれる盗聴器発見器がありますが、広帯域受信機は盗聴器などが発信した電波を受信して、意味のある音に変換して聞くことができます。
感知器タイプの盗聴器発見器では、電波を感知するだけで、内容の確認ができません。
そのため、盗聴を発見する精度は少し低くなりますが、価格は広帯域受信機よりも安くなっています。
探吉くんの価格も8,800円と1万円未満で購入することができます。
AWT-01は、感知タイプの盗聴器発見器です。
盗聴器の発信している電波を感知することで、盗聴器が仕掛けられていないか調べます。
AWT-01の一番の特徴はその価格です。
新品なら1,500円前後で購入することができ、中古なら1,000円以下で購入もできます。盗聴の内容が確認できなかったり、仕掛けられた盗聴器にかなり接近しないと盗聴器の電波を感知できないといったデメリットはありますが、お試しで盗聴器発見調査をやってみたいという人に向いた盗聴器発見器です。
盗聴器発見器を使えば盗聴器を自分で見つけることができます。
しかし、ここでご紹介した盗聴器発見器やその他の個人で購入可能な盗聴器発見器で見つけることができる盗聴器は限られます。
盗聴器には、アナログ電波を使ったタイプの盗聴器から、デジタル電波を使った盗聴器、電波を発信しない盗聴器など、いくつか種類があります。
ここでご紹介した盗聴器発見器で見つけることができる盗聴器は、アナログ電波を使った盗聴器だけです。
アナログ電波を使った盗聴器は、盗聴によく使われるので、素人でも購入できる盗聴器発見器を使って見つけることができます。
しかし、デジタル電波を使った盗聴器や電波を発信しない盗聴器を見つけることができません。
デジタル電波や電波を発信したいタイプの盗聴器を見つけるには、もっと専門的な機材が必要です。
一部の盗聴器は自分で見つけることができます。
しかし、全ての盗聴器を見つけることはできないため、自分で盗聴器を探す人は、あくまで簡易調査であることを念頭において、必要なら業者に本格的な調査を依頼してください。