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浮気調査のために盗聴器を使って手に入れた浮気の証拠は有効?
更新日付 2022/08/17


盗聴器で手に入れた浮気の証拠

盗聴器でわかる浮気の証拠とはどのようなものがあるでしょうか?

このような浮気をしていることが明らかな音声が録音されていたとしましょう。
一般的には誰しもが浮気と言える音声ですが、この証拠は浮気を認める証拠としては不十分と、判断される可能性があります。

これは音源を盗聴で入手したからではなく、音声は不貞の証拠として証拠能力が低いとされます。
その理由は、冗談で言った可能性や脅されて言わされた可能性もあるため、音声で浮気と断定するに難しいからです。


裁判所に浮気の証拠と認めてもらう方法

裁判で浮気と認めれられるためには「ラブホテルの出入りの写真」「浮気相手宅への出入りの写真」が必要となります。

特に、「浮気相手宅への出入りの写真」は、浮気相手宅への出入りが複数回あって、かつ長時間滞在していたことが分かる写真でなければなりません。

浮気相手宅への出入りが一回だけで、その滞在時間も短い場合、2人が親密な関係であるという証明にならないからです。
ですので、「浮気相手宅への出入りの写真」を入手する際は、それなりの時間と日にちを要します。


音声のみの浮気の証拠でも、民事裁判では証拠として認められる可能性はあります。
これは民事裁判では、証拠能力に関する定めがないためです。
ですので、浮気の音声が証拠として裁判で認められるかどうかは、ケースバイケースといえます。

もし、音声の証拠を裁判で有効に利用したい場合は、他の証拠と組み合わせて提示することをおすすめします。

例えば、メールやSNSなどのやり取りをおさえた写真は、それ単体では証拠能力が認められる可能性は低いですが、不貞行為が推測できる内容のボイスレコーダーと組み合わせることで、証拠能力が認められる可能性があります。

そのため、自分で浮気の証拠を集める際は、できるだけ多く証拠となりそうなものを集めておくといいでしょう。

念書の内容
  1. 相手の氏名、住所
  2. 浮気の内容(いつ?どこで?何を?期間は?)
  3. 本人の氏名、住所、押印
言い逃れできないように念書は全て自筆で書いてもらいましょう。
念書には浮気相手と別れさすといった法的強制力はありませんが、音声よりは確実な浮気の証拠となります。


盗聴器を使うときの注意点

盗聴器を使用するときは法律に違反しないように注意しなければいけません。
本人は違法行為と思っていなくても実は違法行為だったというのが盗聴器でよく聞く話です。
車の中にボイスレコーダーを仕掛けるのはかまいませんが、車の中にある置物やぬいぐるみなどの中に仕掛けるのは「器物損壊罪」にあたります。

また、最近は遠隔操作アプリを使用して盗聴を行う人も増えていますがこれも犯罪行為となります。
たとえ夫婦であっても人のスマホに遠隔操作アプリをインストールするのは「不正指令電磁的記録供用罪」となり、人のIDやパスワードで無断で個人情報サイトにアクセスした場合は「不正アクセス禁止法」として処罰されます。

盗聴器を上手に使用すれば浮気の確証を得ることができますが、もし盗聴器を仕掛けたことがバレてしまった場合、夫婦の修復がさらに難しくなり相手の警戒心も上げて浮気調査も難しくなります。

専門の探偵業者は浮気の証拠を撮影するだけでなく、浮気相手とうまく別れさせる示談交渉も行なっているのでもし浮気相手と別れさせて復縁したいと考えている方は一度ご検討されてみても良いのではないかと思います。


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